新型コロナウイルス感染者の葬儀の規制が変わりました
新型コロナウイルス感染症で亡くなると、顔を見ての最後のお別れもできない――そんな２年余りでしたが、このほど、厳しかった規制が緩やかになりました。
これまでは、ご遺体を納体袋に納める必要があり、火葬場によっては火葬にも立ち合えないという規制がありました。
ご葬儀らしいご葬儀もできません。
また、近親者のみの立ち合いを認めている火葬場でも、時間外対応となっていました。
そうした厳しい規制に対し、ご家族からは、「亡くなった者が不憫すぎる」「せめて一目顔を見るくらい認めてほしい」「亡くなった気がしない…」といった不満の声が出ていました。
当然のご心情と思います。
今後は、感染対策をより慎重に行うことが前提として、ガイドラインに沿って通常と同じご葬儀ができるようになります。
多くのご交友に参列いただき、お顔を見てのお別れが可能です。
■コロナ禍で改めて知るご葬儀の意義
この2年、奥野式典でも、何件か新型コロナウイルスが原因で亡くなられた方のご葬儀を執り行ってきました。
小ぢんまりとした、寂しいものにならざるを得ないそのご葬儀に携わるなかで、改めて、ご葬儀の意義を強く感じさせられました。
ご葬儀は、亡くなられた方への敬意や感謝を表し、心の中で伝え、残された方々の絆を結び直し、何より、お見送りするその方自身の悲しみを癒す場です。
不本意に「小さなご葬儀」にせざるを得なかった方々は、一様に、悔しそうな、そして、亡くなられた方に対して申し訳なさそうな言動をなさいます。
そのお姿を見ていると、やはりご葬儀には、儀式としての一定の型や規模が必要なのだと学ばされました。
昨今は「火葬のみ」「お通夜なし」などの小さなご葬儀をお選びになり、安価な料金に抑えようとなさる方が増えていますが、ご葬儀は一度きりのやり直しのできないお別れの場ですので、そのご選択で本当に良いのか、慎重にご検討されることをお勧めします。
奥野式典では、「やりすぎ」でも「やらなすぎ」でもない「ちょうどのご葬儀」をご提案しています。
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